NHKのJAPANデビュー「アジアの“一等国”」 4

NHKエグゼクティブ・プロデューサー河野伸洋氏の、
日本李登輝友の会宛ての4月28日付けの回答には、悲しい笑いが込み上げてしまいました。

一部を抜粋してそこに冷静な意見を述べたいと思います。

斜体文字は河野氏の文面。
黒太文字はわたし(河添)の反論。


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 まず、先日14日付けで貴日本李登輝友の会にお送りした回答について、「自己弁護に汲々とした不誠実な内容」とされていることをきわめて残念に思います。「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観」で番組を制作していないということを、あらためて申し上げます。
「日本が一方的に台湾人を弾圧した」と
視聴者の多くが感じたから問題になったのでは???


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 番組では、日本が植民地時代に、台湾において鉄道や港湾などの社会的基盤を整えたこと、樟脳産業が活性化したことなどを取り上げています。後藤新平につきましても、台湾統治の成果をあげたことを事実を積み上げて紹介しています。
視聴者の多くがそのような「台湾統治の成果」を
番組から感じられなかったから問題なのでは?


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 柯徳三さんについては、その人生に日本統治の二面性が反映されていることを描いています。ひとつは、同化政策によって、日本人と同じ小学校に通い、中学校に進学することが可能になったことです。またその後、台北帝国大学医学部に進学したことも伝えています。一方で、同化政策の後も、台湾人子弟の入学者が制限され、社会的差別があったという面も、事実にそって伝えています。
柯徳三さんご本人から、
「親父は日本の小学校を退学させられた」とは言っていないはずです。
NHKのH氏が資料をみせたことで、そういう話題になったのでは?
なぜそこを強調したのでしょうか?

「正論」6月号もお読みください^^)

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 柯さんをはじめ台湾の方々を取材したインタビューは長時間におよびますが、「台湾人の証言を都合よく操作」していることはなく、番組はそれぞれの方への取材内容を正確に反映していると考えます。
これもご本人は、「NHKに騙された!」とお電話でおっしゃっていましたが・・・。

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 番組の反響の中には、台湾の方々の証言に感銘を受け、日本と台湾との絆を考える契機になったというものも少なくありません。
この時代、ネットもマスの世論だと思いますが、
「番組に感動した」という類のものを見つけることは難しい状況です。
ほとんどが、批判ばかりのようです。


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前回4月9日付けの抗議声明の中に「差別もあった。この差別について、特に台湾の日本語世代は日本人の前ではあまり語りたがらない一面がある」とありましたが、こうした面を率直に語ってもらうことが、歴史の事実を共有し、日本と台湾の絆をさらに深めるきっかけの一つになるのではないでしょうか。もちろん、台湾が親日的であるという事実は多くの日本人が認識していることであり、この番組でも伝えています。
親日的であることを「知っている」NHKが、
反日である部分だけをクローズアップするのはなぜでしょう?
親日的であることを、知らない視聴者もたくさんいます。
また、台湾人の日本語世代が吐露した不満は、戦後の「つれない日本」なのでは?
養母(=日本人)はちょいうるさかったけれど、生活環境、教育全般に熱心で、
その後の、後妻(中国国民党)が、愛情のカケラもない鬼だったからなのでは?


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 また、番組全体にわたる事実関係や使用している用語については、国内や海外で数多くの研究者を取材し、確認を重ねています。「事実を歪曲した」とは考えていません。
日本の植民地政策について一定の評価をしている外国人は、たくさんいます。
その方々の文献含め、なぜ一つ、一人も登場しなかったのでしょうか?


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 今回の文書には、「当該番組を検証する公開討論会の開催を要請する」とありますが、私たちは番組内容が偏向していたり、事実関係に間違いがあるとは考えていません。そのため「番組を検証する」必要はないと判断しており、「公開討論会」の要請には応じかねます。
河野氏の文面によれば、日本李登輝友の会が真摯に提案した
公開討論会には応じないということなので、
会のメンバーの一人として、柯徳三さんを知る者として
(ひそかに)ブログで反論してみました。
公明正大な番組、日本人にとって自信が持てる明るい番組制作を
心から望みたいと思います。

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